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妊娠高血圧腎症スクリーニング


わかること


妊娠後期に妊娠高血圧腎症が起きる可能性を予測計算します。

妊娠高血圧腎症とは?


まず、妊娠20週以降に血圧が上昇して、出産後12週までに元の血圧に戻る場合を妊娠高血圧といいます。
(具体的な血圧の指標は、収縮期血圧が140㎜Hg以上、拡張期血圧が90㎜Hg以上)
それに加えて、たんぱく尿がみられている病態が妊娠高血圧腎症です。
昔から『妊娠中毒症』として知られてきた妊婦特有の病気の1つです。
重症化すると、早産などを引き起こす場合があります。

検査対象


妊娠12週0日~13週6日の方
年齢にかかわらず受診いただけます。

一般的に、以下のような方は発症リスクが高いといわれています
・過去に妊娠高血圧になったことのある方
・もともと高血圧のある方
・肥満のある方
・家族に高血圧のある方がいる方
・IVFで妊娠した方
・SLEなどの自己免疫性疾患のある方
・初産の方
・40歳以上の方

※13週6日過ぎても検査自体は可能ですが、アスピリンでの予防は難しくなります。

メリット


妊娠高血圧腎症の発症リスクが高いと分かったとき、妊娠16週以前からアスピリン(バファリン)の内服を始めると、発症を約9割予防できることがわかっています。

*内服は自費診療となり、かかりつけの産科クリニックとご相談の上処方となります。(約2000円)
妊娠高血圧腎症を発症する全ての方をハイリスクとして検出できるものではありません。

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